皆さんこんにちは。今回は平和都市広島の平和記念公園に行ってきました。この公園は原爆死没者の慰霊と世界恒久平和を願い作られた公園です。
最初に向かったのは原爆死没者慰霊碑です。ここには
「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」
と文字が刻まれています。
そしてこの慰霊碑からは原爆ドームが見えます。手を合わせた時に原爆ドームにも向かうように設計されているそうです。
少し歩いたところに平和の灯がありました。この炎は世界から戦争がなくなるまで雨の日でも風の日でも燃え続けているそうです。早く炎が消えることを願うばかりです。
次に原爆ドームを見にいきました。
ここは元々広島県物産陳列館という名前で広島県商品陳列所、広島県産業奨励館と名前を変えていきました。ここでは広島県の物産品の展示や販売を行ったり、博物館や美術館としての役割も担っていました。
爆発後、建物は一瞬にして大破し、天井から火を吹いて全焼しました。爆風がほとんど真上から到達したため、建物の壁の一部は倒壊を免れています。
修学旅行などでは行かなかったので初めて見ますが、崩れかけた外壁や鉄骨をむき出しにした姿が原爆の恐ろしさを物語っているように感じました。
次に原爆死没者追悼平和記念館に行きました。
原爆により亡くなった人々や、その後に亡くなった被爆者を追悼し、世界平和を願う目的で建てられました。ここでは原爆によって亡くなった人々の名前と遺影が公開されていたり、被爆体験記の資料を見たり聞いたり読んだりできます。
原爆投下時刻を示すモニュメントもありました。
そして平和記念資料館も見にいきました。
ここでは遺品や被爆の惨状を示す写真などが展示されていました。全身に火傷を負った写真など衝撃を受けるような写真も結構ありました。
再現CGで被爆の実相をわかりやすく伝える工夫もありました。
最後に相生橋に行ってきました。
上空から見るとT字に見えるため、原爆投下の目標とされたそうです。
高度600mで爆発し、強烈な爆風と熱線は、爆心地から2km以内の建物をほぼすべて破壊し、焼き尽くしました。
当時相生橋付近には無数の死体が横たわっていたそうです。
原爆が落とされる前には35万人がいたとされていた広島。それがたった1発の原爆で14万もの命を奪いました。
この出来事が2度と起こらないように未来に繋ぐ必要があります。被爆者は「言葉や生きる姿」で悲惨さを伝えてきました。これを受け取りどう思うかは今を生きる私たちです。
ある高校生たちはCGを用いて悲惨さを後世に残し、バトンを繋ぎました。実際の被爆者に聞いたり、その時見た行動を再現してもらいより当時の状況に近づけていました。
自分にできることはブログに書き残すことだと思います。大人になってからゆっくり時間をかけてみるべき場所だなと思いました。
