Ronチャリダーの旅行記

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長野観光 浮世絵博物館に行ってきました

皆さんこんにちは。今回は松本市の浮世絵博物館と隣にある松本市歴史の里に行ってきました。

 

まずは松本市歴史の里から。ここ歴史の里は信州の近代をテーマに貴重な建物を集めた野外博物館で、6400平方メートルの敷地に、5棟の歴史的建造物が立ち並んでいます。ちなみにこの歴史の里は市民の保存運動から始まった博物館だそうですよ。

まずは旧松本区裁判所庁舎から。こちらは明治期に全国で数多く建てられた和風の裁判所建築のうち、もっとも完成度の高い遺例として歴史的価値が高いと評価され、重要文化財に指定されました。

ここでは音声により、明治憲法下の裁判を体験することができますよ。

判事さんの衣装を借りることもできるみたいです。

次の施設は旧松本少年刑務所独居舎房です。1953年に建てられ、1990年まで使用されていたそうです。

初めて独房を見たのですが、思ってたより広いなって印象でした。昭和50年代になると、畳敷きで洗面器のある部屋に改装されたそうです。畳敷きの方が少し狭いんですね。

次は赤い屋根の旧昭和工業製糸場です。1995年まで操業していた蚕の繭から生糸を取り出す製糸工場。2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」のロケ地になってたみたいです。

 

あと2箇所は松本市重要文化財に指定されている工女宿宝来屋と山本茂実やシベリア抑留展示コーナーがある展示・休憩棟です。ぜひ見に行ってみてください。

 

そして10:00になったので浮世絵博物館に行ってきました。料金は1000円ですが歴史の里のチケットを見せると900円で入れますよ。

 

浮世絵の語源

憂き世(辛いことが多く、憂えるべき世界)という言葉を、浮かれて楽しく生きた方が良いと「浮世」の字が当てられたそうです。

 

見たことあるーって作品を少し貼ってきます。

 

よく見る作品①「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」

東洲斎写楽(とうしゅうさい しゃらく)

活動期間わずか10ヶ月。140数点に及ぶ浮世絵を世に送り出し忽然と姿を消した謎の浮世絵師。役者絵、特に役者の顔を描いた「大首絵」で知られます。

今までは顔しか見てなかったのですが、指がこんなにも細く描かれてたんですね。

 

よく見る作品②「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」

葛飾北斎(かつしか ほくさい)

日本だけでなく世界でも有名だった方。下の作品は海外でThe Great Waveの呼称で知られています。ちなみに90歳まで生きたそうです(平均年齢は50歳未満)。

いつの時代でも富士山は我々を魅了していたんでしょうね。

 

よく見る作品③「相馬の古内裏」

歌川国芳(うたがわ くによし)

武者絵で名声を得ており、武者絵の国芳と言われるほど。ですが下積み時代は長かったそうで30歳をすぎてから人気浮世絵師になったそうです。

自分の懐に猫を抱いて仕事をしていたというほどに猫が大好きだったみたいです。

何でこの妖怪がガシャドクロだと知ってるんだろうか?ゲームで知ったのかな?

 

こんな感じでたくさんの浮世絵が展示されていました。収蔵作品数は約 10万点で個人の浮世絵コレクションとしては質・量ともに世界最大級の規模を誇ります。

 

皆さんもぜひ行ってみてはいかがですか。