皆さんこんにちは。今回は日本で最初の世界文化遺産に登録された姫路城に行ってきました。香川県小豆郡から出発です。
小豆島の福田港で乗ったフェリーにはヤドンがいました。
何でヤドンなんだろうと調べてみると「うどん県PR団」に任命されているからだそうです。いろんな場所にヤドンがいてヤドン好きにはたまらないフェリーですね。
他にもからかい上手の高木さんとコラボしてるフェリーもあるそうですよ。
姫路港から10kmほど漕いで姫路城に到着しました。
到着した時に自衛隊がたくさんいたので何をしてるのかと思ってたら、隣の夫婦が「毎年恒例で姫路城の掃除をしてるんだって」と話してました。偶然珍しい光景を見れてラッキーでした。
姫路城の大手門をくぐりチケットを買って大天守を目指します。
大天守までの道のりは思った以上に長かったです。入り口付近にロッカーがあるので、荷物がある方は置いてくのをオススメします。
石段を登り見えてくるのが菱の門。片側だけ石垣に乗る珍しい城門です。正面の冠木に名前の由来となった花菱が飾られています。
もう少し登って行くと姥が石が見えてきます。
この石には伝説があり、羽柴秀吉が姫路城を築く時、石集めに苦労しました。それを聞いたお婆さんが石臼を寄付し、秀吉は喜んでその石臼を使いました。この評判が広がって国中から石が集められ急速に築城工事が進み完成したのだそうです。
そしてこの石垣、反り返るほどの勾配ですよね。こうした敵に石垣を登らせないための工夫も施されています。
さぁやっと大天守です。土足厳禁なので靴を袋に入れて持っていきます。
この大天守は外から見ると5階建てのように見えますが、地下1階と地上6階までの7階建てになっているんです。
全ての階を紹介すると長くなるので気になったところを少し紹介します。
まずは1階にあったこの引き戸。
指をかける取っ手がないんです。なので真ん中のところを持って開けるそうです。だから色が落ちて白くなってますよね。
何のために取っ手がないんでしょうか?
次に武具掛け。
大天守には多くの武具掛けがありました。天守が武具倉庫として使われていたことを示しているそうです。
他にも両手を回しても半分くらいしか回らない大柱や敵の侵入を防ぐために作られた勾配が急で天井が低い階段なんかも見ていて面白かったです。
そして最上階にある長壁神社。
火災・災害などの災いの神として崇められている神社です。まさか大天守に神社があるとは思わず、ビックリしました。
そして最上階では姫路の街を一望できてとても良い眺めでしたよ。
大天守を出ると本丸に出てきます。ここで姫路城をバックに記念写真を撮れますよ。
本丸を出て下っていくとあの有名なお菊井戸がありました。話自体は知ってましたが姫路城にあったんですね。
豆知識 大名行列
- 姫路城から江戸城まで約640kmあり、これをたった19日で歩く!しんどいなんてもんじゃないですよね。今なら新幹線で4時間もあれば行けちゃいます。進歩してますね(笑)
- 大名行列の長さはなんと約400mもあったそうです。陸上のトラック1周分もあったんですね。
- そして1回にかかるお金は約1億7000万円!20日で400人いたとして計算すると1人あたり1日21250円です。この値段が高いのか安いのかはわかりません。
- アルバイトの給料は身長が高い方が多くもらえた?!大名行列の最大の経費は人件費だそうで、経費削減のためアルバイトを3〜6割雇っていたそうです。見栄えの良さを重視していたアルバイトの日当は167cm以下が7000円、167〜170cmは15400円、170〜174cmは21000円、174〜180cmは28000円貰えていたそうです。
皆さんも大天守を登りながら姫路城の要塞っぷりを体感してみてください。